坂海工業所は60年以上に渡りプラントエンジニアリングの世界で設計・工事・メンテナンスを手がけてきました。
21世紀に入り様々なテクノロジーが進化し加速する中、技術職人と呼ばれる我々の業界も例外ではなく、
加えて、安全性の確保や効率的で正確な施工計画の立案など、複雑化・多様化するニーズへの対応も求められています。
それらの課題をクリアするため、坂海工業所では三次元計測とデータ処理・活用システムを開始しました。
3Dレーザースキャナで計測したデータはPC上での現場の確認・採寸、施工計画・各種シミュレーションや図面化など様々な用途に展開可能。
最先端のデジタルテクノロジーと今までに培った熟練の職人技術と知識を組み合わせ、従来のワークフローに改革をもたらします。
3Dレーザースキャナーは、複雑な形状の細部までを高精度・高効率での情報の取得を可能にした最新の計測機です。
離れた位置から対象物を非接触で計測することにより、一つひとつが3次元座標値を持つ点の集合体(点群)となるデータを取得、
従来の単点による計測ではなく、短時間で大量・高密度の座標値を取得します。
対象物に負担を与えず安全に正確な計測が可能なため、様々な用途への可能性が広がっています。
複数箇所で撮影(測定)した点群データを1つに纏め、結合することによりデータ上に1つの空間を作り上げます。高品質な静止画像や動画に展開することも可能です。
点群データから3DCADデータ・Navisworks等のviewer形式もしくはポリゴンモデルとして出力が可能。構造物をデータ化し、様々なシミュレーションに用いることも可能です。
点群データ・3DモデリングデータはVR(仮想現実)に展開することも可能。VR視点で実際に現場にいるように確認・採寸が可能になります。
CADで作成した仮想空間内を、様々な視点からウォークスルーアニメーションにてシミュレーションできます。
3Dモデリングデータから二次元ベースの図面への展開が可能。新たな計画図面への展開や、現状の図面が無い場所においても正確に二次元図面化することが可能です。
二次元図面から物量集計や材料集計などの各種集計表の作成も可能になります。